花粉症対策におすすめの飲み物7選!避けた方がいい飲み物もご紹介

花粉症の季節になると、症状を和らげるために色々と試行錯誤する方もいるでしょう。飲み物を工夫して手軽に花粉症対策を取り入れる人も多いです。 この記事では、花粉症対策におすすめの飲み物7選を解説します。緑茶やハーブティー、乳酸菌飲料など、身体に優しい成分が含まれる飲み物が多数登場します。一方で、避けた方がいい飲み物についても触れています。花粉症に悩む人は、この記事を参考にして、飲み物の選び方に注意してみてはいかがでしょうか。
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この記事の執筆者

メディフコイダン編集部

メディフコイダンドリンクの商品開発チームが執筆を担当。 海藻に含まれる天然由来成分「フコイダン」の健康パワーに魅了され、7年間もの医師との共同研究を経て、これまで難しかった「中分子フコイダン」の安定的な抽出に成功した。 研究過程で得られたフコイダンや海藻についての情報の他、広く健康に役立つ情報を発信中。

生活を見直すことで花粉症の症状が緩和される

そもそも、どうして花粉症が発症するのでしょうか?一言でいうと、「花粉症は免疫システムの過剰反応によって引き起こされる」と考えられています。過剰反応を引き起こした結果、花粉という異物に対してくしゃみで吹き飛ばす、鼻水で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御するなどの症状が出てくるのです。
花粉症は免疫システムに影響を受けるため、食生活、運動、ストレスなどのライフスタイルを見直すことが必要となってきます。 適切な食事をとり栄養バランスを整えることは、免疫システムを正常に保つために重要な要素のひとつです。さらに運動は、身体を強化し免疫力向上に寄与します。花粉が多い季節には室内での軽い運動がおすすめです。 ストレスがたまっていると免疫システムを弱めるため、花粉症の症状の悪化要因となり得ます。ストレスを軽減するためのリラックス方法を見つけることも大切です。
さらに、外出時にはマスクの着用や洋服の着替えなど、花粉を取り除く対策も必要です。これらのライフスタイル要因を見直すことで、花粉症の症状を軽減できる可能性が高まります。

花粉症対策におすすめの飲み物7選

花粉症は花粉が多く飛散する春先に多く発生するアレルギー疾患です。くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状が現れます。花粉症の症状を和らげるには普段の生活から意識して免役バランスを整えるサポートをしましょう。今回は日常生活で取り入れやすい花粉症の症状を軽減するためのおすすめの飲み物7選を紹介します。

①緑茶

緑茶に含まれるカテキンは、抗アレルギー作用があり、花粉症の症状を軽減する可能性があるとされている報告があります。また、緑茶に含まれるカフェインは、中枢神経刺激作用もあるので鼻づまりや頭痛を緩和すると考えられています。現在も緑茶と花粉症に関する研究は続けられています。※1 ※2

※1 国際分子医学ジャーナル、2018年
アレルギー性鼻炎に対する緑茶の効果
https://www.spandidos-publications.com/10.3892/ijmm.2018.3875
※2 現代ファーマシューティカルデザイン、2013年
緑茶とその抗アレルギー作用
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3681662/

②紅茶

紅茶に含まれるテアフラビンは、炎症性細胞の活性化を抑制する働きがあり、花粉症の症状を軽減する可能性があるとされています。また、紅茶に含まれるカフェインも緑茶同様、鼻づまりや頭痛を緩和すると考えられているため、花粉症の症状にアプローチできると言えるでしょう。※3

※3 バイオファクター、2004年
抗アレルギー剤としての茶カテキン類および関連ポリフェノール
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3681662/

③甜茶(てんちゃ)

甜茶にもポリフェノールやカテキンなどが含まれています。ポリフェノールには、アレルギー反応の抑制が期待できます。さらに、ポリフェノールには、ヒスタミンを分解する酵素の働きを助けることで、アレルギー症状を軽減する効果があるとも言われています。また、甜茶に含まれるビタミンCは、免疫力を高める効果があり、花粉症の症状に効果があるとされています。

④ハーブティー

花粉症の症状にアプローチできるハーブティーには、ローズヒップ、レモンバーム、カモミール、スペアミントなどがあります。
  • ローズヒップ: ビタミンCが豊富で、免疫力を高めるサポートが期待できます
  • レモンバーム: 鎮静作用のサポートが期待できアレルギーによる神経症状を和らげることが期待できます
  • カモミール: 炎症反応を和らげるサポートが期待でき、目のかゆみや痛みを軽減する可能性があるとされています。
  • スペアミント: 炎症反応を和らげるサポートが期待でき、鼻づまりや頭痛を緩和する効果があるとされています。

⑤ルイボスティー

ルイボスティーには、フラボノイドやポリフェノールといった成分が含まれています。フラボノイドには、抗酸化作用や抗炎症作用があり、花粉症の症状を軽減するとされています。フラボノイドの種類によりヒスタミンの作用にアプローチしたり毛細血管の強化のサポートをする作用などが確認されています。また、ルイボスティーはカフェインを含まないので、気軽に飲むことができます。

⑥コーヒー

コーヒーについては、カフェインが含まれているため、血管を収縮させる効果があるとされています。このため、くしゃみや鼻水などの鼻の粘膜がむくんで敏感になった花粉症の症状を緩和する効果が期待されています。ただし、カフェインは過剰摂取すると身体に悪影響を与えることがあるため、量には注意が必要です。

⑦乳酸菌飲料

乳酸菌飲料については、腸内環境を整えて免疫力を高めることができます。また、腸内環境が整うことで、アレルギー症状を緩和する効果も期待できます。ただし、砂糖や甘味料が多く含まれる乳酸菌飲料は避けるべきです。砂糖や甘味料は免疫力を低下させるため、甘味料を含まない無調整の乳酸菌飲料を選ぶと良いでしょう。

花粉症に効果的な成分

食品など経口摂取する成分には花粉症の症状を和らげる働きを持つ成分があります。ここでは、代表的なものをいくつか紹介します。

乳酸菌

乳酸菌は腸内環境を整える働きがあり、免疫力を高めることができます。乳酸菌を適宜摂取する習慣をつけることで善玉菌が増加し腸内細菌叢のバランスが整います。腸内の環境が良好だと免疫力がUPし、糖尿病、肥満、アレルギーなどの症状を和らげる一助になると言われています。 さらに最近の研究では、腸内細菌叢のバランスが花粉症の症状にも影響を与えることが分かってきました。花粉症患者は腸内細菌叢のバランスが崩れているケースも多く見られます。腸内細菌叢を整えることで花粉症の症状を緩和することができると考えられています。花粉症の原因であるアレルギー反応を抑制する効果も期待できます。 腸内環境を整えるためには、日頃から乳酸菌を含む食品を摂取することが大切です。 (参照:腸内細菌叢がアレルギー疾患に及ぼす影響とは?)

ビタミンD

ビタミンDは、日光によって合成される栄養素です。花粉症の症状を緩和するためには、十分なビタミンDを摂取することが重要です。ビタミンDは、免疫力を高める働きがあり、アレルギー反応を抑制する効果が期待できます。ビタミンDは、卵黄やサーモンなどの食品からも摂取できますが、日光浴をすることも効果的です。
(参照:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586561.pdf|P11)

食物繊維

食物繊維は、腸内環境を整えるサポートをする働きがあり、免疫力UPにつながる成分のひとつです。また、便通を良くすることで、体内から有害な物質を排出することができます。腸内環境を整えて花粉症の症状を緩和するためには、十分な食物繊維を意識的に摂取したいところです。

ポリフェノール

ポリフェノールは、酸化ストレスにアプローチし炎症を和らげるサポートを担うことが期待できます。花粉症の症状を緩和するためには、ポリフェノールを多く含む食品を摂取することが大切です。代表的なポリフェノールを含む食品としては、赤ワインや紅茶、ブルーベリーなどが挙げられます。

症状が悪化する?お酒の飲み過ぎには要注意

花粉症の症状を抑える成分がある一方で、花粉症の症状が悪化する可能性があるのが「お酒」です。アルコールに含まれている成分は、アレルギー反応を引き起こし、花粉症の症状を悪化させる可能性があります。以下にアレルギー反応につながるお酒に含まれる成分を解説します。

ヒスタミン

ヒスタミンは醸造酒とよばれる白ワインやシードルなどのお酒に含まれています。ヒスタミンはアレルギー反応につながる物質のひとつとして良く知られています。ちなみに、蒸留酒と呼ばれるお酒であるジンやウォッカの含有量は少ないようです。

スルフィト

スルフィトは、ビール、ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ラム酒、テキーラなど、様々な種類のお酒に含まれています。ただし、スルフィトの含有量は、お酒の種類や製造方法によって異なります。

まとめ

花粉症がひどくなると日常生活にも影響を及ぼし、生活の質が低下します。薬などをはじめとした対症療法で症状を抑えることも大切ですが、普段の生活習慣を意識することでいつもよりも症状が和らぐ一助になるはずです。
  • 花粉症を悪化させる要因はなんなのか
  • 花粉症の症状を和らげる成分はなんなのか
をしっかりと押さえたうえで、できるだけ快適な日常生活を送れるよう意識しましょう。