海藻類とは?海藻と海草の違いや栄養素、生産方法をご紹介

海藻類とは?海藻と海草の違いや栄養素、生産方法をご紹介!

「海藻って健康にいいって聞くけど本当?」
「海藻と海草の違いはなんだろう」

海藻は、毎日の食卓でよくみますよね。酢の物や味噌汁、サラダにも使われる海藻。健康によいというイメージはありますが、実際に含まれている栄養をご存じですか?

今回は、海藻の分類や特徴などを紹介します。海藻のことをよく知って毎日の生活に取り入れてみましょう。

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この記事の執筆者

メディフコイダン編集部

メディフコイダンドリンクの商品開発チームが執筆を担当。 海藻に含まれる天然由来成分「フコイダン」の健康パワーに魅了され、7年間もの医師との共同研究を経て、これまで難しかった「中分子フコイダン」の安定的な抽出に成功した。 研究過程で得られたフコイダンや海藻についての情報の他、広く健康に役立つ情報を発信中。

海藻と海草の違い

海藻と海草の違いをご存じですか。同じ読み方で、かつ同じような海に生息する草を想像する方も多いと思います。メニューでよく見る「海藻サラダ」「海草サラダ」は何が異なるのでしょうか。実は、海藻と海草は別物です。区別するために海草は「うみくさ」と呼ばれることも。

海藻は藻類で、海草は種子植物と種類が異なります。藻類と種子植物の違いは、根と茎、葉の部分を区別できるかできないかです。種子植物である海草は、根・茎・葉を区別できます。そして英語での表記はsea grassです。

私たちがよく食べるこんぶ、わかめ、もずく、あおさなどは海藻です。根や茎・葉は区別ができません。英語では、seaweedと表記されます。

海藻類には種類がある

普段の食卓にもよく出てくる海藻は、日本人にとってなじみのある食材です。最近では、栄養が豊富なことから健康によい食材として注目されています。

海藻は、3種類に分類されます。違いは日光を浴びる量です。順にみていきましょう。

緑藻類

緑藻類(りょくそうるい)は、海藻のなかでもっとも浅瀬に生息しています。太陽に近いことから、日光をたくさん浴びるのが特徴的です。よって、光合成をおこなう器官である葉緑体を多く含み、クロロフィルという太陽エネルギーを化学エネルギーに変換する物質をもちます。

色は緑のものが多い海藻です。佃煮などで食べられるあおのり、あおさ、かさのり、海ぶどうなどが分類されます。

褐藻類

褐藻類(かっそうるい)は、褐色藻と呼ばれることもあり褐色の海藻のことを指します。フコキサンチンという色素を含むことが特徴です。赤褐色のものやひじきのような黒色の海藻も存在します。

また、大型であることも特徴的です。10メートル以上の海藻もあります。代表的な褐藻類はわかめやもずく、こんぶ、ひじきなどです。

紅藻類

紅藻類(こうそうるい)は、3種類にわけられる海藻類のなかでもっとも深い場所に生息しています。名前の通り、色が赤みかがっているのが特徴です。この赤い色素により、太陽が届きにくい深い場所でも光合成ができます。しかし、紅藻類は赤色の色素だけでなく、青や緑色の色素も含んでいます。

あさくさのりや寒天の材料になるてんぐさが代表的な紅藻類です。

海藻類に含まれる栄養素

海藻類に含まれる栄養素

海藻類には、たくさんの栄養素が含まれています。とくにミネラル分が豊富です。最近では、健康食品や体によい食材として注目されています。海藻類に含まれる栄養素についてみていきましょう。

食物繊維

海藻類には、食物繊維が多く含まれています。例えば、生わかめをみてみましょう。可食部100gあたり食物繊維は3.6gです。生キャベツに含まれる食物繊維は100gあたり1.8g。2倍の食物繊維が生わかめに含まれていることがわかりますね。

食物繊維は胃や小腸で消化されず大腸まで届くので、便秘や下痢に効果的な整腸作用が特徴的です。他にも血糖値の上昇を抑える、血中コレステロールを下げるなどの作用があります。

EPA

EPA(エイコサペンタエン酸)は、青魚に多く含まれるイメージがありますが、海藻類にも多く含まれています。体内では作れない栄養素なので、サプリメントの成分としても注目を浴びています。

EPAの基本的な働きは、体内における免疫反応の調整や血液が固まるのを抑える働きなどがあります。また、高血圧や動脈硬化、脂質異常症、心筋梗塞、脳卒中、アレルギー性疾患などの予防や改善に効果が期待できます。

カルシウム

カルシウムは、さまざまなミネラルのなかでも体のなかにもっとも多く含まれる栄養素です。主な働きとして、骨や歯を作ります。骨や歯のエナメルには、リン酸カルシウムとして含まれています。不足してしまうと、骨粗しょう症の原因になるのでカルシウム不足には注意が必要です。

他にも、カルシウムイオンとして体内の血液中や神経、筋肉に存在しています。出血を予防する効果や心臓の筋肉が収縮させる作用、筋肉の興奮を抑える作用があります。

ヨウ素

ヨウ素は、海水に多く存在するミネラルなので海藻類に多く含まれています。エネルギー代謝を促し、全身における基礎代謝の向上に関与する栄養素です。酸素の消費量を高め、心臓の働きを強くさせる効果が期待できます。体の成長に関わるので、子どもにとっても大切な成分です。肌や髪の毛に潤いを与える働きもあります。

しかし、バセドウ病など甲状腺ホルモンが過剰になってしまう病気の治療の時には、ヨウ素の摂取は制限する必要があるので注意しましょう。

マグネシウム

マグネシウムは、カルシウムと結合することで骨や歯の形成につながる大切な栄養です。マグネシウムは、血液循環や体内における酵素の働きを正常に保つ作用があります。他にもエネルギーの産生を助けるなど、体内における働きに必要なミネラルです。

作用としては強い骨を作ったり、高血圧を予防したり、心臓系の疾患を予防したりなどが知られています。精神を安定させる効果も特徴的である栄養素です。

フコキサンチン

フコキサンチンは、1914年に発見され1969年化学構造が決定されたカロテノイドの一種です。抗がん作用や強い抗炎症作用などが期待されています。他にも肥満や糖尿病にも効果的だということがわかっています。

カロテノイドは、強い抗酸化作用が特徴的です。抗酸化作用により、活性酸素を抑える働きが期待されています。活性酸素は老化の原因とも考えられているので、フコキサンチンは年齢が気になる方におすすめの成分です。

リン

リンは、80%がカルシウムやマグネシウムと結合し、歯や骨を形成する使われている大切なミネラルです。歯や骨だけでなく体を作るミネラルとしても重要です。私たちの体の筋肉や脳、肝臓、神経などすべての組織に含まれています。

他にも、エネルギーの貯蓄などにも関与し、人が生きていくうえで欠かせない栄養素です。細胞膜のリン脂質としても存在し、DNAやRNAなどの核酸の構成成分として遺伝子にも関与しています。

フコイダン

フコイダンは、1913年にスウェーデンの学者によって発見された栄養素です。海藻類のネバネバに含まれる成分で、褐藻類であるめかぶやわかめ、もずくなどに多く含まれています。

研究が進められ、私たちの健康や美容に対してうれしい作用があると考えられている成分です。海藻から摂れる自然由来の成分のため、健康志向の方々に注目を浴びています。また、海藻から摂る以外にサプリメントとしても手軽に摂ることが可能です。

海藻の栄養について詳しくは、以下の記事もご覧ください。
海藻に含まれる栄養とおすすめの食べ方についての記事はこちら

海藻類の生産方法

海藻類の生産方法は、大きくわけて2つあります。ひとつは天然に生息する海藻を収穫する方法。もうひとつは、養殖です。養殖の場合は、採苗から収穫までを管理します。ここでは、海藻類の生産方法や収穫の方法などをみていきましょう。

天然の海藻を収穫する方法

例えば天然のもずくは、他の海藻や海の底のあるサンゴ、サンゴの死骸などに付着しています。沖縄の浅瀬に多くみられるのが特徴的です。それを人の手でていねいに採取します。もずくの形状も、養殖と異なり太さや長さにばらつきがあります。

わかめは、日本の沿岸でよくみられます。収穫の方法としては、底引き漁法や船を出して器具を用いて絡み採る方法がほとんどです。また素潜りなどで収穫する方法もあります。

海藻を養殖する方法

海藻を養殖する方法として、胞子をつけた網やロープを海中でつるしたり、干潟に設置した支柱を利用したりします。干潟は海水面が上下するので、時間によって陸地であったり海面になったりする地形のことです。

海藻類は、光合成することでエネルギーを作り出すので、エサや肥料などはいりません。もずくは収穫期になると、水中ポンプのような機械で吸い上げて採取します。現在では、海藻のほとんどが養殖で採取されています。

まとめ

海藻類は健康促進のためにもおすすめの食材

以上、海藻の種類についてでした。いかがでしたか?

・海藻と海草は異なる
・海藻は「緑藻類」「褐藻類」「紅藻類」の3つに分けられる
・主に8種類以上もの栄養が含まれる

などといったことが分かりましたね。

特に記事内でも紹介した「フコイダン」という成分は海藻に含まれる成分の中でも近年特に注目されています。健康や美容に対してのさまざまな作用が実証されており、積極的に摂取したい成分です。

普段の食事に海藻をうまく取り入れて、フコイダンをたくさん摂取してみてくださいね。


フコイダンについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にご覧ください。

>>フコイダンとは!?健康パワーと効果的に摂取する方法を解説!